基礎から知りたい!新鮮胚移植と凍結胚移植

2019年01月31日 体外受精

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妊活をしていると必ず耳にする体外受精。年齢や、低AMH、高FSH、AIHで結果が出なかった時にステップアップをすすめられ、チャレンジしているご夫婦も少なくありません。

体外受精の基礎知識、病院で理解できなかったことをここでお伝えしていきます。

 

 

新鮮胚移植と黄体ホルモン

新鮮杯移植とは、体外受精のうち採卵から胚移植までを1サイクル内で行う方法です。

病院によって考え方や治療方針は様々ですが、初めての体外受精に挑戦する方が新鮮胚移植をするといったケースをよく耳にします。

新鮮胚移植のメリットとして、凍結や解凍をしないため、胚が受けるダメージを少なくすることができ、処置を行わない分の費用を抑えることができます。

また、1サイクルで採卵から胚移植まで進むため、凍結胚移植に比べ通院期間が短く、排卵から着床までの流れがより自然に近いかたちで行えます。

 

新鮮胚移植をするうえで知っておくべきデメリットとしては、排卵誘発剤を使用することにより、卵巣や子宮に負担がかかってしまいます。

特に卵巣では、採卵することによるダメージや、数個の卵胞の成長により腫れてしまうことがあります。

それだけでなく、採卵した後は卵胞からの黄体形成がうまくいかず、妊娠維持にかかせない黄体ホルモンの分泌が少なくなってしまうことがあります。

そのため、移植の前や移植日から、ホルモンバランスを整えるために黄体ホルモンの薬を飲む必要があります。

(※黄体ホルモンの薬は凍結胚移植も同じですが、薬の種類や量が変わってきます。)

また、採卵後すぐに移植を行うため、子宮内膜の状態が移植に適さない状態になることがあります。

例えば、子宮内膜の厚みが不足している場合。その際は移植を中止することがあります。

 

 

凍結胚移植による胚のダメージ

 

凍結胚移植とは、胚を一旦凍結して保存し、別の周期にその胚を融解(解凍)して子宮に戻す方法です。

 

凍結胚移植のメリットとして、凍結することで子宮を一旦休ませ、自分に合ったタイミングで胚移植をする周期を決めることができます。

「仕事が忙しいから、今回はおやすみしよう・・。」や、「もう少し採卵を続けて、凍結卵をためておこう」など、予定をたてて治療を行うことができます。

また、移植をする際にその周期に採卵もするのか?移植のみにするのか?選ぶこともでき、治療への選択肢が増えます。

 

しかし忘れてはいけないリスクとして、凍結技術は進化していますが、どんなに良い胚であっても、凍結・融解時にダメージを受ける可能性があります。

少ない例ではありますが、融解時に凍結していた胚が壊れてしまい移植がキャンセルになってしまったというケースを耳にしたことがあります。

凍結・融解のリスクがあることや、処置の分の費用がかさむことは頭の片隅に置いておきましょう。

また、すぐにでも移植をしたい!そのような方は、凍結胚移植だと次の周期以降での移植となるため、治療に時間がかかります。

 

 

移植を成功させるためには?

新鮮胚移植や凍結胚移植を成功させるためには、移植できる状態でいなければいけません。

そのために「卵の質」「着床に適した子宮環境」が重要です。

 

移植は「受精卵」になり、分割胚や胚盤胞にならないと実施できません。

新鮮胚移植の場合は「分割胚」を移植し、4〜8分割になった胚を移植することがもっとも多い治療です。

凍結胚移植の場合は、受精から凍結までに至った日数により変わります。

日数が2〜3日目では分割胚、4日目では桑実胚、5〜6日では胚盤胞の凍結になります。

このように、受精卵になってから約5日かけて細胞分裂を繰り返し、着床前の段階まで成長します。

その成長途中で胚が育たなくなってしまうと、移植することができません。

ですので、受精卵を移植するためには胚の成長が必要不可欠で、そのために卵子の質や精子の質がとても重要になってくる、ということです。

まとめ

新鮮胚移植も凍結胚移植もどちらも基となる「卵子」や「精子」の質が良い状態であることが移植成功のカギです。

また、移植の際は着床するベッドとなる子宮内膜の状態が良いことが着床するためのポイントです。

「厚み」「温度」「血流」「柔らかさ」

これらを兼ね備えるためには、カラダを見直してみる必要がありますよね。

女性の体質改善は、整体・鍼灸だけでなく、分子栄養学からもアプローチできます。

妊娠に必要な栄養素を知るために、血液検査で自分のカラダの栄養状態を知ることも大切だと思います。

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